中日・平田 狙って11回V1号「あの場面はホームランしかない」

[ 2015年4月19日 05:30 ]

<広・中>延長11回2死、左越えに勝ち越しソロを放ち、笑顔で本塁へ向かう平田(右)

セ・リーグ 中日3-2広島

(4月18日 マツダ)
 今季7度目の延長戦。中日・平田は今季初めて「本塁打」を狙った。1―1の延長11回、2死で走者はいない。2ボール2ストライクからヒースが投じた7球目、148キロの直球を振り抜くと、打球は左翼バルコニー席壁面を直撃した。「あの場面はホームランしかない。打った瞬間、入ると思った」。連敗を2で止める一発に酔いしれた。

 今季20試合目での1号。4年連続で2桁本塁打をマークしているが「今年はホームランにこだわらない。チーム方針でつないでいくと決めている」と言い切る。左足を高く上げる豪快なフォームを今季から封印し、すり足に変えた結果、打率も3割を超えている。ただ、最後の場面は「三振かホームラン」と腹を据え、直球を仕留めた。武山の負傷交代で、3人目の捕手として7回から今季2度目のマスクをかぶった谷繁兼任監督は総力戦を制し「全員で取った1勝」と頬を緩めた。

 ▼中日・若松(黒田との投げ合い、6回を4安打1失点)相手はいいピッチャーなので、先に点を取られないようにと思って投げた。

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