大谷 完封で無傷の4連勝も反省「いつもハラハラの立ち上がりで」

[ 2015年4月19日 17:36 ]

<楽・日>大谷は開幕4連勝を達成、スタンドの声援に応える

パ・リーグ 日本ハム3―0楽天

(4月19日 コボスタ宮城)
 日本ハムの大谷が開幕4連勝を懸けて上がった楽天戦のマウンドで、昨年9月13日以来、自身3度目となる完封勝利を挙げた。

 大谷は初回に2死一、三塁といきなりピンチを招き、いつものように立ち上がりに苦労した。しかし、これを凌ぐと3回の三者連続三振をはじめ、7回まで4度三者凡退に斬って取り、本来の姿を取り戻した。

 「いつもハラハラの立ち上がりで申し訳ない。何とか粘れてよかった」。そう初回を語る大谷は「相手投手の戸村さんも良い投球をしていたので、リズムよく試合を運べた」と2回以降の投球を振り返った。

 最大の難関は8回。後藤と嶋に連打を浴びて無死二、三塁と初回以来のピンチを迎えた大谷は福田から空振りの三振を奪うと、続く松井稼のライナーを遊撃の中島が横っ飛びでキャッチ。二塁走者の嶋は帰塁できずにダブルプレーとなった。

 「あれがきょうの勝ちにつながった」。8回の好守に助けられた大谷は続く9回も「直前に追加点を取ってもらったので、すごく安心した」とマウンドに上がり、この試合5度目の三者凡退で試合を締めた。

 111球4安打7奪三振で今季初完投が完封。若きエースは「打席で仕事ができなかったのでピッチングになったら切り替えて頑張りたいと思っていた。1試合でも多く勝ててよかった」と開幕から無傷の投球を続けていることに胸を張った。

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