【黒田復帰会見 3】広島復帰ブレないためにも メジャーで結果出し続けたかった

[ 2015年2月16日 16:25 ]

笑顔で広島復帰への思いを語る黒田

 Q.自分自身、一番成長したのは?

 A.色々経験させてもらいましたし、当然、日本ではできない経験をたくさんすることができましたけど、何って言われるとちょっと難しい。技術的な部分に関しては、何とか自分の中でアジャストしながら少しずつ自分のスタイルを築いていけたと思うので、そういうアジャストする力っていうのは7年間で自分に身に付いたところじゃないかなっていうのはあります。メンタル面に関しては、やはりドジャース、ヤンキースというメジャーを代表する大きなクラブチームの中でローテーションを投げ続けてこれたっていうのは、自分の中では苦しみながらもある程度やれたっていう気持ちはありますね。

 Q.メジャーでは、日本人選手初の30球団制覇に王手をかけていた。自身の記録よりカープ復帰を選んだのはなぜか?そこに悔いはないか。

 A.どうですかね。当然、記録に関しては、プロとして大事かも分からないですけど、年齢含めて色々なことを考えてカープに帰るとしたら今年が最後じゃないないかと自分の中で勝手に判断していた部分もあったので、そういう色々なことを考えつつ、帰るなら今年しかないかなということだったと思います。

 Q.今年しかないと決断に至ったのは?
 A.それを判断するっていうのはなかなか難しいですけど、年齢的な部分もそうですし、毎年メジャーでは何とかローテーションを守り続けてやってきた中で、そこを大事にしたいなっていう部分があったので、果たしてそれが40歳の今年になってメジャーのハードなスケジュールの中で、チームの期待に応えられるかとか、そういうことも含めて色々考えましたね。

 Q.改めて黒田投手にとってカープという球団はどういう存在でしょうか?
 A.最初にメジャー挑戦した時から、もし日本に帰ることがあれば是非カープに帰って来たいと思ってましたし、そういうことを口にもしていました。その気持ちがブレないためにも何とかメジャーで結果を出し続けたい、と。それが一つの自分の中でもモチベーションに、今考えればなっていたと思いますし、それぐらいの気持ちにさせてくれるチームだと思いますし、ましてや今回、僕と一緒に出て行った新井がまたカープに帰って来るということで、また球団としての懐の大きさというか度量の大きさというのを改めて感じて、多少なりともそれも僕の中でカープに復帰する一つの要因だったんじゃないかなと思います。

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2015年2月16日のニュース