4番大田“ブレーク予感”紅白戦1号「自信につなげていきたい」

[ 2015年2月16日 09:51 ]

紅白戦の3回1死一塁、原監督(後列右)の見守る中、中越え2ランを放つ大田

巨人紅白戦 白組8―3紅組

(2月15日 サンマリン宮崎)
 理想的な放物線が、バックスクリーン右に弾んだ。3回1死一塁。新外国人マイコラスの初球、甘いスライダーを完璧に捉えた。今キャンプチーム1号は、主力組の4番に座った巨人・大田のバットから生まれた。

 「紅白戦とはいえ、(主力主体の)白組で4番。緊張して(打席に)入ったので、凄くうれしかった。自信につなげていきたい」。5回にも右越え二塁打を放ち、5打数2安打2打点で4番の役割を果たした。

 7年目のブレークを狙う24歳は、紅白戦3試合で全て4番を務めているが、過去2試合はサブ組だった。試合前、開幕4番の本命・阿部を5番に従えたメンバー表を見て「正直びっくりした」という。ただ、緊張しても心掛けたことは一緒だ。「考えすぎるとプレッシャーになる」。好球必打、そして中堅から右方向への打撃を実践した。

 菅野らと行った年明けのハワイ自主トレ。「フォームを固めること。キャンプ前にしっかり確立したい」と打球方向を見ようともせず、黙々と打ち込んだ。正面からの緩いトスに対して強振せず、ボールの内側からバットを出す。やみくもに引っ張って柵越えは狙わない。自然と打球はセンター付近に集まった。さらに、秋季練習からチームが導入した「160キロマシン打ち」の相乗効果もあり「鋭く叩く」意識が高まった。センターから右方向――。これが大田の「生きる道」だった。

 原監督は先月の国際武道大での講義で打線について「理想型はジグザグ。右打者が4番に入るのが理想」と話した。この日は3番に亀井、5番に阿部が入り、左右左のクリーンアップを組んだ。理想のオーダーを実現させる存在が、大田なのだ。ただし指揮官は「まだまだスタートラインから2、3歩。開幕まで10歩も15歩も必要」とさらなるアピールを待っている。

 紅白戦3試合で12打数6安打4打点。最高の形で宮崎キャンプを終えた。16日からの沖縄・那覇での2次キャンプでは、18日の韓国・サムスン戦を皮切りに対外試合がスタート。「きょうはホームランを打つことができたけど、ああいう打撃を続けていきたいし、続けていく必要がある」。理想の打撃を手に入れた時、大田の開幕4番が現実になる。

 ▼巨人・清水打撃コーチ やっていることが試合で出た。センターから右方向にいい打球を打っていた。結果が出れば自信になる。きょうに関してはよかった。

 ▼中日・加藤光教スコアラー 外(のボール球)に手を出さなくなっている。(4番は)結果も出ていますし、このまま続いたらそうなるのでは。

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