デーブ監督4盗塁死は「大成功」 初対外試合完敗も目指せ200盗塁

[ 2015年2月16日 08:14 ]

<楽天・韓国サムスン>試合後、球場近くに住む子犬を「かわいいなあ」と抱き上げる大久保監督

練習試合 楽天0―6韓国・サムスン

(2月15日 金武町)
 楽天・大久保監督の初陣は完敗だった。韓国・サムスン相手に0―6。だが、試合後の指揮官は「“超”機動力野球を選手たちがやろうとしてくれたので大成功」と充実感さえ漂わせた。

 「デーブ流」を象徴する采配は2回だ。先頭の新外国人・サンチェスが四球を選び出塁。続く後藤の打席で二盗を狙ったが、一、二塁間で挟まれてアウトとなった。打順は4番、しかもメジャー7年間で通算12盗塁と特別足が速いわけではない外国人選手には異例のサインだった。

 「“超”機動力野球」をテーマに掲げ、シーズン200盗塁を目指す大久保監督にとっては、外国人選手だろうと関係ない。昨季も星野前監督の休養期間に監督代行として指揮を執った17試合でチームは16盗塁をマーク。ロッテと並びリーグ最低だった64盗塁から3倍以上の大目標達成には、1番から9番まで誰もが「走る」意識を持つことが重要だった。

 その後も後藤、榎本、岡島が次々に盗塁を試みたが、全て失敗。一方、サムスンには3盗塁に加えバントヒットを許すなど、目指す野球を目の前で繰り広げられた。大久保監督は「勝つことには絶対にこだわらないといけない。負けていい試合は一つもない」と言ったが、4盗塁死に関しては「トライしてくれるのが大事。スタートを切ったらセーフだろうがアウトだろうが成功。試合に負けたのは俺の責任」と選手を責めなかった。

 指揮官の口癖は「失敗は勉強。成功は自信」。この日も世界の発明王を例に出し「エジソンだって3万回失敗したと聞く。失敗のまま、終わることはない」と言い切った。最下位からの巻き返しへ、たった4回の失敗で「“超”機動力野球」が揺らぐことはない。

 ▼韓国サムスン・柳仲逸(ユ・ジュンイル)監督(韓国シリーズ4連覇中)うちも去年走る野球を実践した。大久保監督のやろうとする野球は分かった。

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