和田監督「真っすぐも速くて強い」 桑原に中継ぎ救世主期待

[ 2014年11月8日 05:30 ]

右の中継ぎとして期待される桑原

 阪神の白仁田寛和投手(29)とオリックスの桑原謙太朗投手(29)の交換トレードが成立し、7日に両球団から発表された。

 セ・リーグ時代の桑原を知る和田監督は「先発でも中(継ぎ)でも、どちらでもいける。スライダーを多投するイメージはあるけど、真っすぐも速くて強い。うちの中継ぎでもそういうタイプは少ないからね」と早くも期待を寄せた。

 今季は37歳の福原が60試合に登板し、36歳の安藤も53試合に登板。両ベテランに続く40試合に登板したのが24歳の金田。来季30歳を迎える中堅の桑原が加わることで中継ぎ要員の厚みは確実に増す。FAでの獲得を検討していた日本ハム・宮西が、この日までに残留が決定的になったことが判明。戦力補強に「誤算」が生じただけに、加入は心強い限りだ。

 桑原はこの日、神戸市内で「実は甲子園で投げたことがないんです。投げやすいという話なので、早く投げてみたい。阪神では与えられたポジションをこなしたい」と新天地での意気込みを口にした。実は、奈良産大(現奈良学園大)時代に阪神もドラフト候補としてリストアップしていた選手。7年の時を経て、期待の「ワンピース」が加わった。

 ◆桑原 謙太朗(くわはら・けんたろう)1985年(昭60)10月29日、三重県生まれの29歳。津田学園、奈良産大を経て07年大学・社会人ドラフト3巡目で横浜入団。10年オフにオリックスへトレード。通算81試合4勝8敗、防御率4・18。1メートル83、85キロ。右投げ右打ち。

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2014年11月8日のニュース