巨人 原再生工場だ!中日戦力外の“立浪2世”吉川獲り

[ 2014年11月8日 06:45 ]

巨人が獲得に向け調査を行っている吉川

 巨人が、中日を戦力外となった吉川大幾内野手(22)の獲得に向けた調査を行っていることが7日、分かった。同内野手は10年のドラフト2位でPL学園(大阪)から中日に入団。同じ道を歩んだ立浪和義氏(45)が現役時代に背負った背番号3を継承し「立浪2世」として注目を集めていた。巨人は走攻守ともに評価しており、十分に戦力になると判断。獲得を念頭に置き、入念に調査を進めている。

 今オフのFA市場ではDeNAの金城、ヤクルト・相川という2人のベテランに注目している巨人が、若手の補強にも動いていた。中日から戦力外通告を受けた吉川に対し、球界関係者は「潜在能力はあるし、まだまだ若い選手で化ける可能性がある。特に巨人が興味を示している」と証言。複数の球界関係者によれば、獲得を前提とした調査を進めているとみられる。

 PL学園出身の吉川は10年にドラフト2位で入団。いきなり立浪氏の背負ってきた背番号3を受け継ぐなど大きな期待をかけられていた。2年目には1軍初出場も経験。ここから順調にスターへの階段を上がると思われたが、その後は2軍暮らしが続き、今季限りで中日を去ることになった。

 プロの壁には苦しんだが、巧打と堅守に加え50メートル6秒の俊足も兼ね備える。名門・PL学園では高1からレギュラーを奪取。春夏と甲子園出場を果たした2年秋には主将に就任。守備位置を外野から内野へと変えた。プロ1年目は遊撃が多かったが、今季は二塁を中心に内外野のあらゆるポジションを守った。中日を戦力外となった直後から、複数の球団が調査を開始。その中でも、最も熱心だとみられているのが巨人だ。

 リーグ3連覇を達成しながら日本一奪回を逃した巨人は、若手の底上げが課題の一つ。阪神とのCSファイナルS第4戦(東京ドーム)に先発出場した20代の野手は坂本と長野のみだった。チームを活性化させるため、レギュラー陣を脅かし、将来のチームを背負って立つ逸材が求められる。

 今秋のドラフトでも、球団方針から智弁学園(奈良)の岡本を1位指名した。また、現在行われている若手主体の秋季キャンプ前には、川相ヘッドコーチも「若い選手の底上げを含めて、どういう選手に可能性があるのか見ていく」と若手の成長に期待をかけていた。

 3年ぶりの日本一へ戦力強化を進める巨人が「立浪2世」に注視する。

 ◆吉川 大幾(よしかわ・だいき)1992年(平4)8月21日、大阪府生まれの22歳。PL学園では1年秋から中堅手のレギュラーとして活躍し、2年時に春夏連続甲子園出場。同年秋から主将を務め、遊撃手に転向した。10年ドラフト2位で中日入団。12年からスイッチヒッターに転向した。通算成績は34試合で打率・143、1打点。1メートル75、70キロ。右投げ両打ち。

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