関東第一9回6点差追いつかれ“冷や汗”ルーズヴェルト・ゲーム

[ 2014年7月21日 05:30 ]

<堀越・関東第一>勝ち越し打を放った篠田は一塁上でガッツポーズ

東東京大会5回戦 関東第一8-7堀越

(7月20日 神宮)
 ミスを取り返すには、ここしかなかった。7―7の延長10回2死二塁。関東第一の2番・篠田が2球目のスライダーを強振した。「必死につないでくれたので、絶対に打たなければという気持ちだった」。打球は中前に抜ける決勝打となった。

 6点リードの9回、堀越の反撃を受け、あっという間に1点差とされた。2死三塁で、二塁を守る篠田の元へゴロが転がった。試合終了かと思った瞬間、「弱い気持ちが出た」と一塁へ悪送球。三塁走者の生還を許し、試合は振り出しに戻った。「春と同じことをしてしまい、成長していないと実感した」と悔やんだが、ミスを引きずることなく、打席に入った。

 スコアは8―7。ヒヤリとする「ルーズヴェルト・ゲーム」を制したチームは、2季連続の甲子園へ向け8強入りを果たした。

続きを表示

2014年7月21日のニュース