ヤ軍指揮官　黒田を絶賛「オフにいかに準備しているか」

レッズ戦で好投したヤンキースの黒田　（ＡＰ）

　ヤンキース開幕時の先発ローテーションで、ケガによる離脱をせずに残っている黒田について、ジラルディ監督は「オフシーズンにいかに準備しているかということだ」と称賛している。

　黒田は今季でメジャー７年目となるが、０９年以外は３１試合以上の先発登板、そして１１年からの３年間は２００イニング以上を投げている。ジラルディ監督は「遺伝的に恵まれたものなのかもしれない」とそのタフさに舌を巻いた。

　２０日に行われたレッズ戦にも先発して、６回２／３を投げて３安打１失点６奪三振と勝敗はつかなかったものの安定した投球を見せた。“計算できる”右腕に球団も開幕から中５日を中心に、登板過多とならぬよう配慮を見せている。

　「今季は１００球を超える投球はさせていない。休息が必要なら与える。今日のレッズ戦は中８日だったかな。できる限りのことを彼にするだけだ。プレーオフでも黒田にはやってもらわないといけないからね」とジラルディ監督は先を見据えていた。