沖縄尚学 一番乗り!ライアン山城大1失点完投で決めた

[ 2014年7月21日 05:30 ]

2年連続7回目の夏の甲子園出場を決めてマウンドで歓喜の輪を作る沖縄尚学ナイン

沖縄大会決勝 沖縄尚学6-1糸満

(7月20日 コザしんきん)
 歓喜のジャンプも派手なガッツポーズもなかった。沖縄尚学の山城大は1失点完投で2年連続で沖縄の頂点に立ったが「今はまだ通過点」という決意の表れだった。

 「立ち上がりは真っすぐも変化球も相手打線につかまってしまった」と初回から3回まで毎回先頭打者に安打を許したが、尻上がりに調子を上げ、打線の援護を呼んだ。

 今センバツは8強入りしたが、準々決勝の豊川(愛知)戦では2回までに5失点。わずか35球で降板した。「精神面を鍛えた。ピンチになっても打者をしっかり観察して弱いところを攻めることができるようになった」と、冷静なマウンドさばきが成長の証だった。

 センバツは2度の全国制覇がある沖縄尚学だが、過去6度出場の夏は2勝したことがない。比嘉公也監督は「神宮大会初優勝など新しい歴史をつくってきたチームだからこの夏は期待したい」と自信を見せる。「夏2勝」の壁を破り、初の全国制覇へ。元大リーグの速球王、ノーラン・ライアン同様に左足を高く上げ「沖縄のライアン」と呼ばれるフォームが売りの山城大が再び甲子園のマウンドに戻る。

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2014年7月21日のニュース