宮城 利府が初V!“5度目の正直”で夏の甲子園切符つかむ

[ 2014年7月21日 15:49 ]

<利府・佐沼>優勝を決め大喜びの利府ナイン

宮城県大会決勝 利府3―2佐沼

(7月21日 コボスタ宮城)
 第96回全国高校野球選手権大会の宮城県大会決勝が21日、コボスタ宮城で行われ、利府が佐沼を3―2で下して初優勝した。

 利府は09年のセンバツには21世紀枠で出場、ベスト4に進出する活躍を見せたが、夏は5度目の決勝進出で、ようやくつかんだ夏の甲子園切符。穀田監督は「まだ実感がありません」と言いながらも、09年当時は部長を務め、今春、小原監督かたチームを引き継いだ指揮官は、「センバツに出て、色々悔しい思いもしたので、もう1度、今度は夏に甲子園に行こう、と話していた。かなえられてうれしいです」と語った。

 利府は4、5回に1点ずつ奪い、5回に2―2と追いつかれたが、6回に2死三塁から渡辺のタイムリーで勝ち越し、あとは継投で逃げ切った。今大会、利府は準決勝までの6試合で2失点以上はしていない。そのため穀田監督は「3点目が入ったら勝てる、と思って、信じていた」と語り「技術的にはまだまだだが、精神的なものが強くなった。運よく(県大会が)早く終わったので、もおう1度作り直して全国へ行きたい」と語った。

 好リリーフに決勝点を挙げた渡辺は「3年間やってきたのは、ここで結果を出すためだと思っていた。甲子園では宮城の代表として恥じないプレーをしたい」と力強く語っていた。

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2014年7月21日のニュース