江夏、田淵両氏が始球式 ワンバウンドも「思い出がつくれた」

[ 2014年7月21日 19:52 ]

<神・巨>江夏豊氏と田淵幸一氏(左)の黄金バッテリーで始球式を行なう

 プロ野球の阪神―巨人13回戦が21日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われ、阪神のエースと主砲として一時代を築いた往年の名バッテリー、江夏豊氏(66)と田淵幸一氏(67)が始球式に登場した。

 球場の大型映像装置には「黄金バッテリー復活」の文字が躍った。1970~73年当時のユニホームで、通算206勝193セーブの江夏氏が背番号28、474本塁打の田淵氏が22で臨んだ。投球はワンバウンドし、バックネットに転々としたが、大観衆を大いに沸かせた。江夏氏が「思い出がつくれた」と言えば、田淵氏は「懐かしいな」と実感を込めた。

 「伝統の一戦」と呼ばれる巨人戦で、田淵氏は「2人とも巨人という大きな山をつぶすためにやっていた」と感慨もひとしお。阪神の藤浪晋太郎投手(20)から花束を贈られた江夏氏は「大エースになってもらわないと」と自らが担った役割の継承を期待した。

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2014年7月21日のニュース