雄星6回2失点 思い出マウンドで2勝目「勝ち星は一番の栄養」

[ 2014年5月29日 22:43 ]

<神・西>力投する西武先発の菊池

セ・リーグ 西武―阪神

(5月29日 甲子園)
 西武の先発・菊池が、プロ初となる甲子園のマウンドで躍動した。

 甲子園には花巻東時代に3度出場。3年春は、岩手勢として春夏通じて初の決勝進出に導き、準優勝。夏には自身最速の155キロを計測し「いい思い出しかない」と振り返る思い出の地だった。

 その高校以来となる甲子園でのマウンドの感想を聞かれると「いつ来ても良い球場。久しぶりに投げられて、野球選手としてうれしく思う」と語り、プロとして帰って来た甲子園に感慨深げだった。

 初回1死満塁から5番・マートンに145キロの直球を叩かれ、先制の中前2点適時打を許した。しかしそれ以降は尻上がりに調子を上げ、6回6安打2失点と先発の役割を全うして今季2勝目を挙げたが「リズムが悪く、球数も多くて攻撃にいいリズムをつくれなかった。それでもファインプレーや、(炭谷)銀さんのリードに助けてもらいました」と謙虚に自身の投球を振り返った。

 「どんな形でも勝ち星は一番の栄養になる。これを機会に次も頑張りたい」と4月19日以来となる久しぶりの白星をかみしめ、「これまでチームに迷惑をかけたので、少しでも恩返しできればと思う」と今後の巻き返しを誓っていた。

続きを表示

2014年5月29日のニュース