イチロー「予期せぬことが」代打送られ、くぼみで転倒

[ 2014年5月13日 05:30 ]

ブルワーズ戦の7回、代打にソリアーノ(左端)を送られ、ベンチに戻るヤンキースのイチロー(31)。右端はジラルディ監督

インターリーグ ヤンキース5―6ブルワーズ

(5月11日 ミルウォーキー)
 ヤンキースのイチロー外野手(40)が11日(日本時間12日)、5試合ぶりに先発したブルワーズ戦で屈辱の代打を送られた。7回に1点差とし、なお2死一塁で迎えた第4打席。ブ軍が左横手投げのデュークに代えると、2打数無安打だったイチローは右打ちのソリアーノに代えられた。
【試合結果】

 「きょうは予期せぬことが起こっているので」。メジャー14年目で代打を送られるのは12度目だが、これまでは試合が決まった大差の場面。僅差の展開は初めてだ。日米通算4040安打を誇り、今季も控えの立場ながら打率・364と好調を維持。結局、ソリアーノは空振り三振に倒れた。

 イチローにとって最初の「予期せぬこと」は1点リードの6回無死一塁での守備。右前へのライナーを滑り込んで捕ろうとしたが、左膝が芝生のくぼみに引っかかって前のめりに転倒した。一、三塁とピンチを広げて逆転され、最終的にサヨナラ負け。「ランナーが止まっていないのは見えていたし、捕ればダブルプレー。あんな採掘現場のおじさんが掘ったみたいになかなかならないでしょ」とグラウンドにできた穴が恨めしそうだった。

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