フィルダー、ステアーズ、ルイス…米国に帰って大化け

[ 2014年5月13日 10:25 ]

阪神時代のフィルダー

 【メジャー出戻り成功者ランキング】

 (1)セシル・フィルダー

 来日前は87年の14本塁打、32打点が最高成績だったが、90年にタイガースで復帰すると、51本塁打、132打点でいきなり2冠王。ベーブ・ルース以来のア・リーグ3年連続打点王にもなり、タ軍監督は「日本製品は素晴らしい」と絶賛した。

 (2)マット・ステアーズ

 エクスポズで出場機会がなかった93年6月に中日入り。米国に戻った94年はマイナー暮らしも、アスレチックスに移籍した96年から頭角を現す。パワフルな打撃を売りに99年は38本塁打、102打点。最後は代打専門だったが、43歳までプレーした。

 (3)コルビー・ルイス

 メジャー2年目の03年に10勝を挙げたが、その後は肩の故障もあり、伸び悩み。広島での2年間を経て、10年にレンジャーズで復帰すると、2年連続で200イニング以上を投げ、12勝、14勝をマーク。エースにまで上り詰めた。

 (4)ライアン・ボーグルソン

 米国に戻った10年はマイナーでプレーしていたが、11年にブレーク。前半戦で6勝を挙げ、球宴に出場。日本球団経由で出場したのはフィルダー、ソリアーノに続く3人目となった。11、12年と2年連続で2桁勝利をマーク。現在もジ軍の先発投手。

 (5)ラファエル・ベタンコート

 来日前はメジャー経験なし。01年にレッドソックスに復帰後は右肘を痛めたが、インディアンス時代の03年7月にメジャーデビューを果たすと、救援投手として不動の地位を築きあげた。12年には、31セーブをマークした。現在はロッキーズ。

 【番外】

 ◎アルフォンソ・ソリアーノ

 カープアカデミー出身。広島では1軍出場は9試合だけだったが、99年にヤンキースに移籍し、01年にレギュラーに定着。昨季、メジャー通算2000安打を達成した。

 ◎ビル・ガリクソン

 巨人に入団する前に2桁勝利を7度マーク。2年間、巨人でプレーした後、90年にアストロズで復帰。91年にはタイガースに移籍し、20勝を挙げて初の最多勝のタイトルを獲得した。

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2014年5月13日のニュース