ヤクルト・川端が代打V打 腰に張り…痛み止め打ち復帰

[ 2014年5月13日 21:51 ]

<巨・ヤ>7回1死、中越えソロを放つヤクルト・バレンティン

セ・リーグ ヤクルト6―4巨人

(5月13日 いわき)
 ヤクルト先発は古野。ここまで2勝2敗。チームの連敗ストップを懸けてマウンドに上がった。

 初回2死からアンダーソンに中前打を許すが、阿部を二ゴロに打ち取り無失点。2回は長野、村田の連打で無死一、二塁とされたが、片岡が投ゴロ併殺。8番・ロペスを歩かせ、杉内を投ゴロに仕留め、ピンチを脱した。

 高津投手コーチは「(巨人は)神経を使う打線だが、臆することなく攻めていけている。押したり引いたり、いいバランスで投げるこができている」と評価した。

 そして5回、古野に待望の援護だ。。2死一、二塁。「3番・三塁」で今季初先発の田中浩が左中間を真っ二つに破る二塁打を放ち、2点を先制した。三塁手の川端が腰に不安を抱える中、左腕の杉内に対して小川監督は「(サッカー日本代表監督の)ザッケローニじゃないけど攻めるということ」と右打ちの田中浩をプロ初の守備位置で起用。大胆な采配が成功した。

 その裏、松本の適時二塁打、阿部の適時打で同点とされたが、6回、古野がバットで魅せた。2死二塁、自ら右前適時打を放ち勝ち越した。

 花火300発が上がったいわきグリーンスタジアムで主砲も花火だ。7回1死から、中越え14号ソロ。点差を2に広げた。その裏、ロペスが左翼ポール際に11号ソロ。小川監督がファウルではないかと抗議したが、ビデオ判定は行われなかった。古野は2死後、松本に左前打を打たれたところで100球を超え、降板。2番手の久古が同点打を浴び、6回2/3を投げ10安打4失点だった。

 9回、1死満塁とし代打は腰の張りを訴え、2試合欠場していた川端。痛み止めの注射を打っての出場で一、二塁間を破り、勝ち越しに成功した。さらに押し出しで1点。9回はロマンが抑え、ヤクルトは連敗を4で止めた。8回に登板、零封したルーキーの秋吉がプロ初勝利。

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