初完封&158キロ 函館で快投の大谷「来年も投げたい」

[ 2014年5月13日 16:10 ]

<日・西>プロ初完封で4勝目を挙げた大谷はスタンドの声援に応える
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パ・リーグ 日本ハム3―0西武

(5月13日 函館)
 平日のデーゲーム。プロ2年目の日本ハム・大谷が函館のファンに、そしてチームに最高の形で白星をもたらした。6安打9奪三振でプロ初完投初完封。函館での日本ハムの勝利は2011年以来3年ぶり、栗山監督にとっては初勝利だ。

 強風の中での投球について「投手優位の風だと思った」という大谷だが、立ち上がりは苦しんだ。初回先頭の森本に粘られ四球、送りバント、さらに3番・栗山にも四球を与えて1死一、二塁のピンチを招いた。しかし、浅村を投ゴロ併殺に仕留めて無失点で切り抜けると勢いに乗った。

 リードは初回の1点だけと緊迫したゲームだったが、2回以降は西武につけ入る隙を与えなかった。7、8回に1点ずつ味方の援護があり、3―0の快勝。お立ち台に上った大谷は「勝つことができて、すごくうれしいです」と笑顔。プロ初の完投、そして完封には「(捕手の)大野さんと守備に助けられたので」と感謝した。

 4回にはプロ入り後最速となる158キロもマーク。函館は忘れられない思い出の地となった。背番号11が「来年もまた(函館で)投げたいと思います」と宣言すると、スタンドはドッと沸いた。

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