ルーキーにひねられた…ソフトB今季初零敗 強力打線沈黙

[ 2014年4月21日 05:30 ]

<ロ・ソ>6回無死一、二塁で李大浩は右邪飛に倒れる

パ・リーグ ソフトバンク0-4ロッテ

(4月20日 QVC)
 ゼロに抑えられて止まった…。ソフトバンクは20日、打線がロッテ先発の新人右腕・石川の前に沈黙。4番・李大浩(イ・デホ)内野手(31)が3試合連続無安打に終わるなど、散発4安打で今季初めての零封負けを喫した。ロッテ戦は今季6試合目にして初黒星。4月10日の西武戦(西武ドーム)から続いていた連勝(1分け挟む)は「6」でストップした。

 これはもう「珍事」と言ってもいいかもしれない。前日まで12球団最強の打率・300を誇っていたソフトバンク打線がロッテ先発・石川の前に8回まで単打4本に抑えられ、今季初の零封負けを喫した。オープン戦19試合を含めて38試合目の屈辱だ。石川が9回のマウンドに上がらなかったため、球団史上初の新人投手に対しての零封負けこそ免れたが、6連勝中の勢いを完全に止められてしまった。

 「捕まえきれなかったなぁ…。最初はいい当たりしていたけど、差し込まれているところもあった」。秋山監督は、ルーキー右腕の快投を称えるしかなかった。

 不動の4番・李大浩が3打数無安打。このロッテ3連戦は10打数無安打とバットから快音が消えた。5月下旬から始まる交流試合に向けて、ロッテ3連戦は一塁の守備にもついていたが、その影響は否定した。「(きょうは)甘いボールも多かったが、ミスショットした。真っすぐを狙っていたけど、甘いボールに体が反応できなかった」。8回2死一塁で放った左翼への大飛球はもう少しでスタンドインしそうだったものの「打てなかったのは僕の責任」と敗因を一身に背負った。

 藤井打撃コーチは「(守備の影響については)オープン戦でも守っていたから。疲れもあるのかな。(体の)開きが少し早いのかな」と李大浩の現状を分析した。

 とはいえ、144試合もあるレギュラーシーズンの長丁場では打てない日だってある。零封負けに驚かされるのは、今季のホークス打線の凄さが本物だからこそ。連勝は止まった。ただ、この敗戦を引きずらないことが大事だ。

続きを表示

2014年4月21日のニュース