松坂 3年ぶり救援で今季初登板 役割定まらず試練の時

[ 2014年4月21日 05:30 ]

<メッツ・ブレーブス>8回2死三塁、松坂(左)は暴投し本塁のベースカバーに入るも三走・アップトンの生還を許す

ナ・リーグ メッツ5―7ブレーブス

(4月19日 ニューヨーク)
 ようやくこぎつけたメジャーの舞台は、2点ビハインドの8回だった。16日にマイナーから昇格したメッツの松坂が今季初登板。米国では3年ぶり2度目の救援登板だ。1回を2安打1失点、1三振1四球。盗塁、暴投もあり走者を生還させたが、テリー・コリンズ監督は「(リリーフに)慣れていない中、よく投げていた」と評価した。

 難しい調整を強いられた。この日先発したコローンが背中に不安を抱えていたため、松坂は代役として準備していた。今度は21日(日本時間22日)カージナルス戦に先発予定のメヒアが右手中指にマメができ、登板を回避した際には再び代役を求められている。そのため、試合中には5回から7回にかけて、計4度の投球練習。メジャーでは異例の多さで、中継ぎ待機しながら先発に向け一定のインターバルを入れた。相手を抑えることだけに集中するわけにはいかなかった。

 松坂は試合後、報道陣の前に姿を見せなかったが、コリンズ監督は「(先発が)必要になった時のためにバックアップしてもらう」と期待した。厳しい状況を乗り越えなければ道は開けない。ただ、その一歩目をやっと踏み出すことができた。

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