西武ドラ2は規格外スラッガー“清原級”頭大きく帽子入らず

[ 2013年11月23日 07:00 ]

用意された帽子が小さく、苦笑いのドラフト2位の山川(右)。左は担当の水沢スカウト

 西武は22日、ドラフト2位で指名した富士大・山川穂高内野手(22)と岩手県内のホテルで入団交渉を行い、契約金7000万円、年俸1200万円で合意した。1メートル76、100キロの巨体は、「おかわりくん」こと中村剛也内野手(30)にそっくり。大学時代は中村を動画投稿サイトで研究していたというほどの「マニア」で、今年10月の東アジア大会では日本代表の4番を務めた実力とともに、愛されるキャラクターでも人気を集めそうだ。

 会見場が笑いに包まれた。会見後の写真撮影。球団では頭囲60センチの帽子を用意し、水沢英樹スカウトが山川にかぶらせようとしたが、なかなかフィットしない。「あれ、ちょっと小さかったかな」。これには同スカウトも苦笑い。山川も「ボク、帽子は62(センチ)なんです…」と顔を赤らめた。

 西武の先輩でもある清原和博氏は62センチ、頭が大きいことで有名な元巨人の松井秀喜氏は64センチだったが、そんな大物たちにも負けない大きさ。結局、頭に帽子を乗せただけの姿に誰もが和んだ。

 今年10月の東アジア大会では学生唯一の代表ながら4番に座り、予選リーグの韓国戦では満塁本塁打を放つなど、チームを金メダル獲得に導いた。「中村さんと体形が似ているとよく言われる」と笑うように、1メートル76、100キロの恵まれた体格は、1メートル75、102キロの西武の主砲とほぼ同じ。大食漢で、1食で2合から4合のご飯を平らげる。23日が誕生日とあって、ホテルから贈られた特大のケーキもおいしそうにガブリ。食べっぷりも豪快だった。

 似ているのは、見た目だけではない。中村の打撃フォームに話が及ぶと、力がこもった。「大学1年時からユーチューブや映像を見てきた」と熱心に研究していることを明かし「低めの打ち方が凄く奇麗。足が強くないとできない打ち方。外の球を引っ張って本塁打にするとか、僕にはできない。中村さんがどんな打撃をするのか、近くでずーっと見ていたい」と一息にしゃべりきった。

 心もビッグだ。今年いっぱいで現職を退任し、法大助監督就任が決まっている恩師の富士大・青木久典監督(40)には感謝の花束をプレゼント。契約金の使い道を聞かれると、女手一つで育ててくれた母・喜代子さん(48)に「女の子っぽい可愛い車を買ってあげたい」と言った。

 沖縄出身で、帰郷すると「海で素潜りを楽しむ」というスポーツ万能の22歳。中村同様に動きも俊敏で、50メートルを6秒0で走る。守備位置も三塁と一塁で、まさに「おかわり2世」の名にふさわしい。規格外の大物ルーキーがレオ軍団に加わる。

 ≪主な重量新人≫

 ☆香川伸行(南海)捕手。79年ドラフト2位で入団時1メートル72、96キロ。浪商では79年甲子園春準優勝、同年夏4強。1年目の80年7月8日近鉄戦(日生)で推定140メートルのデビュー戦初打席本塁打。「ドカベン」の愛称で絶大な人気を誇った。

 ☆矢作公一(日本ハム)内野手。88年ドラフト6位で入団時1メートル76、100キロ。立大では1学年上の長嶋一茂とクリーンアップを組んだ。年始のテレビ番組「芸能人相撲大会」に出場。

 ☆中田亮二(中日)内野手。亜大から09年ドラフト3位で入団時1メートル71、115キロ。今季登録107キロで球界日本人最重量。50メートル6秒4の俊足も武器。愛称は「ブーちゃん」。

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