広島・今井 先発ローテ定着だ 大竹退団決定的「ボクらにはチャンス」

[ 2013年11月23日 05:30 ]

 広島・今井が22日、先発ローテーション定着へ意欲を見せた。21日終了の日南秋季キャンプで、下半身主導のフォーム矯正に手応えを得た右腕。「来年こそ先発したい。今年も狙えたのに、自分から手放してしまったので」と意気込んだ。

 昨年9月1日の阪神戦でプロ初完封をマーク。今年9月1日の同カードでも先発で勝利投手となり、虎キラーぶりを印象づけた。半面、左膝痛や右手薬指骨折など春先の故障で出遅れ、今季は中継ぎが主戦場に。33試合で2勝2敗、防御率3・23に終わり、より安定したフォームを求めて今秋は矯正に取り組んだ。

 「上半身を止め、下半身を走らせるイメージ。(ブルペン捕手には)スピード以上に切れを感じると言ってもらった」

 発奮材料もある。FA宣言した大竹の退団は決定的で、ローテーションの枠は一つ空く。「大竹さんが抜けるとしたら寂しいけど、ボクらにはチャンス。投手としてやっている以上、狙わないといけない」と飛躍を誓った。

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2013年11月23日のニュース