福留「迷惑かけた」…期待裏切った1年目、優遇なし定位置奪回誓う

[ 2013年11月23日 05:30 ]

契約更改を終え、報道陣の質問に答える福留

 阪神・福留が現状維持の1億5000万円プラス出来高払いでサインした。来季は3年契約の2年目。結果が求められる来季へ向け、どん底からの巻き返しを誓った。

 「今まで野球をやってきた中でも、つまらないシーズンでした。ケガをして手術もして…。何もしていないシーズン。(球団に)大変、迷惑をかけたシーズンだった」

 シーズン終了から時間が経過しても悔しさだけは残っていた。いや、増幅していた。

 助っ人として期待されながら5月末に左膝を手術。戦線復帰した後もケガに泣いた。クライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦で先発出場も、右ふくらはぎ痛を発症し途中退場。そのまま今季は終わった。

 今季は63試合の出場に止まり、打率は・198と低迷。本塁打数はプロ初の1桁、6本に終わった。周囲の期待を裏切った。それだけに来季にかける思いは人一倍に強い。

 「順調には来ている。体を100パーセントに近いところに持って行く。ゼロからだと思う。すべてを強化する」

 シーズン終了後も甲子園球場を中心にリハビリとトレーニングを継続している。現在は患部も順調に回復。ただ、若手の台頭もあり、現時点で来季のレギュラーは保証されていない状況だ。しかし福留には実績と経験がある。名誉挽回を狙う元メジャーリーガーは、ポジション奪回へ向けて再挑戦する。

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2013年11月23日のニュース