敗戦から3カ月…日大山形 大舞台で雪辱「選手が頑張った結果」

[ 2013年8月13日 13:40 ]

5安打1失点で完投しガッツポーズで喜ぶ日大山形・庄司。左は三塁手板坂

第95回全国高校野球選手権大会2回戦 日大山形7―1日大三

(8月13日 甲子園)
 日大山形にとっても、県勢にとっても、7年ぶりとなる甲子園での勝利。しかも2年前に優勝した日大三に7―1で圧勝という結果に、荒木監督は「初戦に勝つのを目標にしていた。良かったです」としみじみ言った。

 初回に4番・奥村の中越え2ランで先制。その裏、ソロアーチで1点を返されたが、先発の庄司はその後、追加点を許さなかった。中盤まで2―1と1点を争う展開だったが、7回に打者10人で6安打、すべて単打の集中打で大量5得点。終わってみれば全員安打の12安打7得点で、山形大会で1度も完投していない庄司は9回5安打1失点での完投勝利だった。

 7回の集中打を荒木監督が振り返る。「中盤はファーストストライクを振れていなかった。なので、ファーストストライクをどんどん振っていけ、と。選手がよく振ってくれて、思った以上に頑張ってくれた」。日大三には、春に練習試合で負けている。「あれから3カ月で、ここまで来た。選手が頑張った結果です」と誇らしげに話した。

 「本塁打は手応えがあった。来た球を打ってチームに流れをつけたかった。1戦必勝の気持ちです」と先制2ランの奥村。7年前は山形県勢初のベスト8進出。7年ぶりの勝利で、一気に階段を駆け上がる。

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2013年8月13日のニュース