西野　しのいでチームトップ８勝、球宴向けて「胸を借りる思いで」

＜日・ロ＞ロッテ先発・西野

パ・リーグ ロッテ７－３日本ハム

（7月13日 札幌Ｄ）
　育成からはい上がり大ブレークのロッテ西野が粘りの投球でチームトップの８勝目を挙げた。

　この日は、２回に先制を許し逆転してもらった４回にも同点本塁打を浴びる苦しい投球。６回にも３四球を与え、回の途中でマウンドを降りることになった。「何とか（しのいだ）という内容。勝ててよかった」と５回２/３、８８球を振り返り安どの表情を見せた。

　前半戦はこれで最後の登板になりそうだが、チーム躍進の象徴ともいえる活躍ぶり。成瀬、唐川ら実績ある先発陣に交じって期待を超えるパフォーマンスを見せた。選ばれている球宴では「胸を借りる思いで楽しみたい」と初々しい抱負だったが、今の勢いならセ・リーグ打者を斬って取る姿が目に浮かぶ。

　首位楽天と２ゲーム差、前半戦残り４試合全勝を狙う意気込みのチームに弾みをつける１勝となりそうだ。