幻の「大会行進歌」独唱 高校野球鳥取大会

[ 2013年7月13日 08:46 ]

夏の全国高校野球選手権鳥取大会の開会式で、幻の「大会行進歌」を独唱する松原愛実さん

 夏の全国高校野球選手権大会の開会式で、選手が甲子園球場に入場する際の曲として野球ファンにはなじみの深い「大会行進歌」。ほとんど知られていない「幻の歌詞」を13日、どらドラパーク米子市民球場(鳥取県米子市)で開幕した鳥取大会開会式で地元の高校生が独唱した。

 歌ったのは、声楽家を目指している県立米子東高校2年松原愛実さん(17)。大役を果たすと「緊張なく歌えました。すごく楽しかったです。周囲の山々もエコーをつけて味方してくれました。このチャンスをいただき、野球が好きになりました」と笑顔で話した。

 この行進歌は、大会が前身の全国中等学校優勝野球大会として始まり、1935年に第21回を迎えた際、主催の朝日新聞社が作詞を詩人富田砕花、作曲を山田耕筰に依頼して完成。歌詞は「百錬競えるこの壮美 羽ばたけ若鷹 雲裂きて」と歌い出し、3番まである。

 しかし、当時の新聞記事にも歌詞が歌われた記述はなく、軽快なメロディーだけが行進曲として演奏されてきた。戦後の第30回大会からは「栄冠は君に輝く」が大会歌となった。

 松原さんが通う米子東高は、前身の旧制米子中時代に21回大会へ出場。歌詞の存在を知る大会関係者の尽力で、歌詞の披露が実現した。

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