関東学院六浦 完封で“小泉父子対決”進次郎氏の勝ち

[ 2013年7月13日 06:00 ]

神奈川大会1回戦 関東学院六浦1―0横須賀

(7月12日)
 神奈川大会では「小泉進次郎議員(32)の母校・関東学院六浦が父・小泉純一郎元首相(71)の母校・横須賀を1―0で下した。

 7・21の参院選に負けない熱い戦いだった。小泉進次郎衆院議員の母校・関東学院六浦が、進次郎氏の父で第87~89代首相の小泉純一郎氏の母校・横須賀を破った。決勝点は2回1死一、三塁から金子が一塁線に転がすスクイズ。この虎の子の1点を守り切り、2回戦進出を決めた。

 「(小泉対決は)頭に入っていました。打線はもう少し点が取れると思ったが1点止まりで、投手がもっと失点すると思ったら完封。予想外の試合でしたね」

 小貫直俊監督はそう振り返った。打線は6安打でつながりを欠いたが、先発・北條が6奪三振で完封勝利を挙げた。

 高校時代は野球部の副将を務めた進次郎氏。守備のセンスが光る二塁手だった。教え子について小貫監督は「真面目で模範となる選手だった」と振り返る。4月末に会った際には「震災のことをみんなが忘れていってしまうことが気になる」と話していたという。今でも毎月11日には被災地を訪れ、東日本大震災が風化しないように積極的な活動を続けている進次郎氏に「視野の広さや、人のことを考えられるのは立派。凄いなと思います」。中学時代に監督として指導していた横山英暢野球部長も「中学時代は主将だった。当時からリーダーの役割をこなしていた」と目を細めた。

 今年は学校、野球部ともに60周年の記念イヤー。保護者会、OB会からは打撃マシンが寄贈されるなど、上位進出の機運は高まっている。先輩の活躍に負けじと、関東学院六浦ナインが、一戦必勝で甲子園の舞台を目指す。

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2013年7月13日のニュース