被災の石巻市民球場で宮城大会開幕 MLB支援で復旧

[ 2013年7月13日 18:48 ]

 全国高校野球選手権宮城大会は13日、宮城県石巻市の石巻市民球場で開幕、第1試合は塩釜高が築館高を9―2で破った。同球場は東日本大震災で被災したが米大リーグ機構などの支援で復旧し、今回、復興のシンボルとして開会式の会場に選ばれた。同県高校野球連盟によると、宮城大会の開幕式が仙台市以外で開かれたのは初めて。

 また球場近くには仮設住宅があり、被災者が見守る中での開会式となった。

 石巻市民球場は震災後、自衛隊の活動拠点となり、天然芝が傷んだため使用できない状態が続いていた。しかし米大リーグ機構などの寄付金で人工芝に張り替えられた。

 開会式で石巻市の亀山紘市長は「野球を通じて被災者の皆さんに勇気を与えてほしい」とあいさつした。

続きを表示

2013年7月13日のニュース