“風使い”大多喜カルテット 開幕戦で快勝発進!

[ 2013年7月13日 06:00 ]

勝利を喜ぶ大多喜の(左から)岩瀬拓、中村、石井、平野

千葉大会1回戦 大多喜10-3秀明八千代

(7月12日 QVCマリン)
 校歌を斉唱する大多喜カルテットの顔は笑顔で満ちあふれていた。観衆1万人の開会式直後の開幕戦。舞台はQVCマリン。4人にとっては7年越しの勝利だった。

 「楽しかったし、懐かしかった。凄くうれしい」と4番・中村主将。小学6年のスポーツ少年団時代の大会で一度だけQVCマリンでプレーし大敗を喫した。そのときのチームメートが3、5、6番を打つ岩瀬拓、石井、平野だった。この4人で5打点を挙げ勝利した。6年前の経験は守備で生きた。遊撃を守る中村は「(当時も)風が強かったので、そこを考えた」と最大風速5メートルの中、左翼手・平野と何度も声を掛け合い守備位置を確認した。

 中学校で分かれ、高校で再びチームメートに戻った4人の最後の夏。平野は「(球場に)運命を感じた」と笑った。準決勝までいけば、再びQVCマリンでプレーできる。中村は「もう一度帰ってきたい」と力を込めた。

続きを表示

2013年7月13日のニュース