落合氏が語るノリ…中日時代当初は「獲る予定はなかった」

[ 2013年5月6日 06:00 ]

<中・D>8回1死一、二塁、2000安打を達成し、ガッツポーズするDeNA・中村

セ・リーグ DeNA9-4中日

(5月5日 ナゴヤD)
 DeNA・中村がバットマンとして崇拝してやまない前中日監督の落合博満氏(59)は「中日に入団した時に“何が何でも2000本打ちたい”って言っていたけど、その目標が達成できて本当に良かったんじゃないか」と話した。

 当初は「獲る予定はなかった」というが「野球のできる環境、道筋だけはつくってやりたかった」と07年の中日の春季キャンプにテスト生として呼び寄せた。そして育成選手として契約。「近鉄時代は5だったろう」と、背番号に「205」を勧めた。07年の日本シリーズでMVPを獲得するなど中日の2年間を「しっかり仕事をしてくれた」と評した。

 一方で、日米通算2000安打でセレモニーをかたくなに固辞した中村には苦笑いした。「名球会も認めるルールなのに、素直に認めればいいのに、何を格好つけてんだよ」と落合節。その上で「まあ、最後は運を持っていたということ。多くの人が親身に考えてくれたから今がある。その人たちに感謝しないといけないな」と結んだ。

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