能見、投打の活躍でG倒!プロ初アーチ「振ったら当たった」

[ 2013年5月6日 21:22 ]

<巨・神>完投勝利の能見はグラブをポンと叩く

セ・リーグ 阪神5―2巨人

(5月6日 東京D)
 Gウィークは終わりだ。前日5日に長嶋&松井氏の国民栄誉賞授与式が行われた東京ドームで、阪神・能見が“主役”になった。投げて打っての活躍で巨人の連勝を5で止めた。

 「初回バタバタしてボク自身どうなるかと思っていたけど、徐々に修正できた。自分のイメージと実際のフォームが違っていたが、中盤からしっくりくるようになった。その辺はよかったです」

 左中指の爪が割れた影響で出場選手登録を抹消され、中12日でのマウンド。初回1死二、三塁からワイルドピッチで先制点を献上。2回には長野に6号ソロを浴びる苦しい立ち上がりとなったが、自分のバットで自分を乗せた。4回1死一塁から今季初安打となる右前打を放ち、同点のお膳立てをすると、6回には笠原からプロ9年目で初本塁打となる1号ソロ。「振ったら当たった」という打球は右翼スタンドへ飛び込んだ。

 「野球人生の中でもプロで1本は打ちたいと思っていたので、よかったです」。背番号14は虎党の大歓声を受けて端正なマスクを崩した。

 打って4打数2安打1打点。“本業”のピッチングでも3回以降はわずか1安打。5回には先頭の松本に左前打を許したが、笠原のバントを好フィールディングで処理し、松本の二塁進塁を阻止。ピンチの芽を断つと、あとはスイスイ。2失点完投で今季2勝目をマークした。

 今季2勝はともに巨人戦。阪神に頼もしい巨人キラーが帰ってきた。

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