斎藤 日本球界復帰後、初登板初勝利「やっと力になれた」

[ 2013年5月6日 17:35 ]

8回、満塁のピンチを切り抜け、ほっとした表情でベンチに戻る楽天・斎藤

パ・リーグ 楽天10―3オリックス

(5月6日 Kスタ宮城)
 楽天の斎藤が日本球界復帰後、初登板初勝利を飾った。日本での勝利は8年ぶり。お立ち台に呼ばれた43歳のベテラン右腕は、地元・仙台の大歓声に包まれながら「1日でも早くチームの力になりたいと思っていた。やっときょう、少しでも力になれたのでとてもうれしいです」と目を細めた。

 同点で迎えた8回、マウンドに上がった。2死から2四球と安打で満塁のピンチを背負ったが、伊藤を右飛に仕留め無失点で切り抜けた。すると、その裏、味方打線が一気に試合を決めた。1死満塁から銀次の一ゴロが敵失を誘い、まずは1点勝ち越し。さらに続く鉄平が中越え2点適時打を放つと、2死から松井が左中間へ満塁弾を放った。

 「内容としては恥ずかしいピッチングだったけど、結果がこうだったので、このまま乗っていきたい」と斎藤。思わぬ復帰後の初白星には「本当に家族、スタッフ、選手、ファンの皆様、すべてに感謝したい」と言葉に思いを込めた。

 日本球界に、そして地元・仙台に戻ってきた。右ふくらはぎ痛で出遅れたが今月3日に1軍初昇格。ようやく楽天のユニホーム姿を見せることができた。観客席から「カッコいい」と声援を受けた斎藤。「ありがとうございます」と最高の笑顔だった。

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