谷繁 末息子の誕生日に目の前で2000安打達成

[ 2013年5月6日 22:50 ]

試合後の記者会見で笑顔を見せる、通算2千安打を達成した中日の谷繁捕手

谷繁2000本安打達成

 谷繁は試合に敗れた悔しさを浮かべながら、達成の瞬間を振り返った。

 ――達成した気持ちは。

 「打ったんだなという気持ちと、チームが借金8になったから、そっちの方が悔しい気持ちもある。(打った瞬間は)何か感じるかと思ったけど、いつもと一緒だった」

 ――両親と子どもの前で達成した。

 「両親と一番下の息子が来ていた。たまたま一番下の子どもの誕生日だったのでいい記念になった。息子には色紙に、2千本安打おめでとう、って書いて渡された」

 ――捕手として3人目の達成となった。

 「過去に野村さん、古田さんの2人しかいない。3人目ということを考えると、よくやったんじゃないかな。常に7、8番を打っていて、クリーンアップを打ったわけじゃなく、こつこつやった積み重ねだと思う」

 ――最も遅いペースで、最年長での到達。

 「それは自分が今の状況で、できるプレーをしてきただけで、意識はない。自分が一番年を取って打ったからといって、そういう意識はない」

 ――支えとなったものは。

 「谷繁という人間から野球を取ったら、何もできない男なので。自分の取りえである野球を、とにかく続けたい気持ちが一番だった」

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