ライバル・松坂もノリを祝福　勝負の後「ニヤッと笑い合ったことも」

＜中・Ｄ＞８回１死一、二塁、２０００安打を達成し、ガッツポーズするＤｅＮＡ・中村

セ・リーグ ＤｅＮＡ９－４中日

（5月5日 ナゴヤＤ）
　ＤｅＮＡの中村紀洋内野手（３９）が５日、中日戦でプロ野球４３人目の通算２０００安打を達成。あと２本で臨んだ試合で、５回に中前打、８回に左中間二塁打を放った。

　日本時代に数々の名勝負を繰り広げたインディアンスの松坂もライバルを祝福。「これからも豪快なフルスイングで、１本でも多く本塁打を打ってもらいたいですね」とエールを送った。

　中村が日本で放った３９４本の本塁打で、投手別では松坂から最多９本の本塁打を記録している。松坂は「ノリさんとの勝負は本当に楽しかったです」と振り返り、「フルスイングというイメージですが、配球も読む打者でしたね。純粋に１対１の勝負をしたかったので、常に走者がいない場面で勝負したいと思ってましたね。当時は抑えても打たれても、お互い目が合って、ニヤッと笑い合ったこともありますね」と話した。

　▼ＤｅＮＡ・三浦（同じ１９７３年生まれ）いろいろあった野球人生で２０００本を達成した。ノリらしいと思う。初めて存在を知ったのは高校２年。夏にテレビで大阪府大会を見ていたらノリが投げていた。打撃も凄かった。渋谷って高校を聞いたことがないから大阪は公立でもこんな凄いヤツがいるんだと驚いた。プロ入り後はアテネ五輪でも一緒に戦った。同学年だし、刺激し合ってお互い一年でも長く現役で野球をできればと思う。