堂林&菊池 広島の若き内野陣が大竹バックアップ

[ 2013年4月18日 06:00 ]

<広・D>3回2死満塁、大竹(左)はラミレスの打球を好捕した堂林を迎える

セ・リーグ 広島1-0DeNA

(4月18日 マツダ)
 広島の若き内野陣が、大竹をバックアップした。1点リードの3回2死満塁、ラミレスの三遊間を抜けたと思われた打球に堂林が飛びつき、二塁封殺でピンチを切り抜けた。

 「打つ方は100%ダメでも、守備は100%いけると琢朗さん(石井内野守備走塁コーチ)に言われている」

 好守に、いつもは辛口の野村監督も「ミスもするが、ああいうところで2点タイムリーをゼロに抑えてくれた」と笑顔で称えた。事実、7回の守備で、今季2個目の失策でピンチを招いていた。

 最少リードの中、4回には菊池が魅せた。1死から荒波が放った一、二塁間最深部への打球をスライディングキャッチしながら、そのまま一塁へ送球。「体が反応した。1点しかなかったので、しっかり守りたかった」。間一髪で俊足打者の出塁を封じた。指揮官は「普通の人には捕れないすごいプレー。アイツ以外の日本人には出来ないんじゃない」と、ビッグプレーに魅了された。21歳・堂林と、23歳・菊池。レギュラー奪取を目指す若手に野村監督は「色々な経験をしてクリアして欲しい。こっちも失敗覚悟の上で使っている。ひるむことなくノビノビやってほしい」と、どん欲なプレーを望んでいる。

 バットでも堂林は3打数2安打。今季4度目のマルチでアピールした。菊池も初回にバントを決めて先制点につなげ、6回先頭では三塁内野安打で好機を作った。若手が攻守で零封を支えた。

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