思い出す28年前…3連発浴びた槙原氏「巨人打線がお返ししてくれた」

[ 2013年4月18日 08:38 ]

1985年4月17日、巨人・槙原(手前)からバックスクリーンにホームランを放つ阪神のバース

セ・リーグ 巨人8-1阪神

(4月17日 東京D)
 巨人は17日、村田の2本塁打に加え、阿部、ボウカーも本塁打を放ち、今季最多の1試合4本塁打。5連勝で貯金を10とした。4月17日の阪神戦といえば、85年に甲子園で槙原がバース、掛布、岡田にバックスクリーン3連発を浴びた因縁の日。その同じ日に当時を上回る一発攻勢で、28年前の借りを返した。

 野球評論家の槙原氏はこの日、東京ドームで観戦。「僕が28年前に3連発を打たれたお返しを、巨人打線がしてくれたかな」と笑い、古巣の快勝を喜んだ。先週も野球解説の仕事で甲子園に行き、「ああ、そうだな」と思い出したという。「今考えても、僕にとってもいい思い出です。入団4年目。プロの世界は甘くない、というのを痛感しました」と当時を振り返った。

 槙原氏はこの日の東京ドームの左翼、三塁側のスタンドに多くの阪神ファンが詰めかけたことを指摘。「阪神ファンが本当にたくさんいた。うれしいですよね。僕が打たれた3連発が、彼ら大勢のファンを支えてもいるのかな…と、思ったりもしました」と感慨深げに話した。

 ☆阪神のバックスクリーン3連弾 阪神は2点を追う7回、3番・バースがバックスクリーンに逆転3ラン。続く4番・掛布、5番・岡田もバックスクリーン左に運び史上初のクリーンアップのバックスクリーンへの3連続本塁打。被弾した巨人・槙原はそのままマウンドに座り込んだ。試合は9回に巨人クロマティ、原の連続弾で反撃したが及ばず。6―5の逆転勝利に阪神ファンは狂喜乱舞。現在でも伝説として語り継がれる。

続きを表示

2013年4月18日のニュース