足も絡めた8得点大勝 巨人7年ぶり重盗ホームイン

[ 2013年4月18日 06:00 ]

<巨・神>6回2死、一、三塁、藤井(右から2人目)が二塁へ送球する間に三塁走者・脇谷(右)が本盗を決める

セ・リーグ 巨人8-1阪神

(4月17日 東京D)
 嫌な打線になった。4発よりも相手にダメージを与える攻撃が中盤に連発した。まずは6回、5点リードしてなおも2死一、三塁。打者・松本哲の2球目に一塁走者の長野と三塁走者の脇谷で重盗に成功し、6点目を加えた。

 「二塁に投げてこないかなという感じはあったけど、長野、脇谷がしっかり準備をしてくれていた」と原監督。巨人では06年4月8日の中日戦(ナゴヤドーム)以来、7年ぶりとなる重盗での本盗成功だった。「サイン通り。もう1点、もう1点というチームの方針がありますから」と脇谷は振り返った。

 もう一つの場面は5回1死一、三塁。阿部の二ゴロで1点を奪った。阪神内野陣は前進守備ではなく併殺狙い。フルカウントから一塁走者の坂本がスタートを切ったため、二塁手・西岡は併殺を諦め一塁に送球し、三塁走者の松本哲が生還した。

 「6回はいい走者が2人そろっていた。開幕から本塁打が出ているから、細かいサインはあまり出してないけど、たまに出しても反応してくれるから素晴らしい」と川相ヘッドコーチ。本塁打だけではない。「今後は余計なことを相手に考えさせられることができる」と同コーチは、強さの秘密が詰まったプレーを振り返った。

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2013年4月18日のニュース