福留＆コン不振深刻　首脳陣密着指導も復調気配なし

＜巨・神＞２回表無死、福留は空振り三振に倒れる

セ・リーグ 阪神１－８巨人

（4月17日 東京Ｄ）
　阪神は１番・西岡が２安打し、４番・マートンが３安打したが、阪神が奪った得点は８回の１点だけだった。昨季はわずか１勝９敗２分けに終わった東京ドームで今季も初戦だった前日に続いて黒星を喫した。

　福留、コンラッドの不振が深刻だ。試合前には和田監督が福留に、水谷チーフ打撃コーチがコンラッドに密着して体の開きなどフォーム指導したが、復調気配はない。福留は５番から６番に下がっても無安打２三振。１６打席無安打で「この時期に感触とか言っていられない」と焦りをにじませた。まだ打点のないコンラッドは４打席目の前に交代させられた。和田監督は巨人との長打力の違いも嘆いた。「みんな打つポイントが近すぎる」。今季の総本塁打数がわずか３本のチームが一夜で４本塁打を浴びては、反撃も厳しかった。これで借金１。３連敗だけは絶対に避けたい。