「大事な時期に…流れ変えたい」杉内　“男の誓い”禁酒実った

＜巨・神＞４回表無死、マートンの打球を左足に受けて手当てを受ける杉内

セ・リーグ 巨人８－１阪神

（4月17日 東京Ｄ）
　巨人・杉内が８回６安打１失点にまとめ、今季初勝利。４回にはマートンの打球が左足首付近に直撃するアクシデントもあったが、「きょうこれで落としたら、一生、勝てないと思った。マウンドを守りたかった」と志願の続投で白星をつかんだ。

　昨年１０月に２年連続で左肩違和感を発症。ポストシーズンでの登板はなかった。ＷＢＣでも背番号１８を背負いながらエースの活躍にはほど遠く「みんなに申し訳ない」と帰国後、眠れぬ夜もあった。現在は「肩の状態はどうかな」と不安から始まる一日は解消され、コンディションは徐々に良くなっている。

　シーズン開幕前には、男の誓いを立てた。「禁酒」だ。「２年連続で大事な時期（終盤）に野球ができていない。なにかをやることで（流れを）変えようと思った」。３月２４日に都内の焼き肉店で開かれたチームの決起集会でも、アルコールを口にしなかった。これまでは白星を挙げた日に祝杯を挙げるのがささやかな楽しみだったが、この日は帰宅後、ウーロン茶を片手に余韻に浸った。