村田も若手もポロポロ…巨人7失策 原監督「恥ずかしい」

[ 2013年2月26日 06:00 ]

<巨人・韓国LG>4回無死一塁、巨人・村田が三ゴロをはじく

練習試合 巨人1―11韓国LG

(2月25日 沖縄セルラー)
 巨人は25日、韓国LGとの練習試合(沖縄セルラー)で7失策を記録し、1―11で大敗を喫した。公式戦ではないが、セ・リーグ記録に1と迫る守乱ぶりで、試合後にはミスを連発した寺内崇幸内野手(29)らが居残り特守を敢行。26日に沖縄キャンプを打ち上げるが、キャンプ最後の対外試合で課題が浮き彫りとなった。

 午後0時30分に始まった試合。その初球だった。平凡な遊ゴロを寺内がはじく。先発・小山はリズムに乗れずに3連打を浴びた。1死一、三塁では三ゴロを村田がつかみ損ね、2死後には再び寺内がトンネル。初回だけで3失策に観客からため息が漏れた。

 侍ジャパンで阿部、坂本、長野の主力野手が不在とはいえ、原監督は「ああいうプレーをすると、ゲームではなくなってしまう。プロとして恥ずかしいプレーが多く出た」と、厳しい言葉を並べるしかなかった。

 4回にも2失策で2失点。結局、小山は6失点ながら自責0の珍記録となった。2失策の寺内は「自分の責任。しっかり受け止めて、本番でしないようにしたい」と、試合後には脇谷、大累とともに特守を受けた。村田も2失策し「集中力不足のところがあった。守備も攻撃的にいかないといけない」と反省した。

 今回は練習試合だが、公式記録ならば50年に西日本が巨人を相手に犯したセ・リーグ記録の8失策に迫るミスの連発。スコアボードの得点、安打、失策数を表すR、H、Eには1、4、7の数字が並んだ。失策が安打を上回る屈辱的な内容に、原監督は「(選手は)悔しさを忘れないだろうし、これをエネルギーに変えればいい」。昨年はリーグで3番目に多い77失策だった。連続日本一へ向け、あらためて課題が浮き彫りとなったキャンプ最後の実戦だった。

 ▼巨人・勝呂内野守備走塁コーチ 7個は記憶にない。多すぎる。プロなんだから技術を上げていかないと。

 ▼巨人・川相ヘッドコーチ だいぶ乱れた。きちっとした練習をやるしかない。

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