昨夏の雪辱果たした門馬監督 選手へ「ありがとうのひと言」

[ 2011年4月3日 16:46 ]

<九州国際大付・東海大相模>選抜高校野球大会で優勝し、マウンドで抱き合って喜ぶ近藤(中央奥)ら東海大相模ナイン
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第83回選抜高校野球決勝 東海大相模6―1九州国際大付

(4月3日 甲子園)
 準優勝に終わった昨夏の雪辱を果たした東海大相模の門馬監督は「1球を無駄にしないように積極果敢なアグレッシブ・ベースボールができた」と試合を振り返り、「選手たちが一生懸命やってくれた。ありがとうのひと言」と感無量の表情を見せた。

 3回、二塁打を放った先頭の渡辺が、守備の乱れを突いてすかさず三塁へ。1死後に田中が第1ストライクを右中間に運び、待望の先制点をもたらした。「球種に関係なく、来た球を思い切って振ろうと思っていた」と田中が息をついた。

 4回は送りバントで一塁走者の橋本が一気に三塁を陥れた。続く渡辺が2球目を右中間三塁打。3点目を奪い「次の塁を狙うのはみんな普段からやっている。相手のリズムが崩れていたのが分かったので、思い切りよく振った」と喜んだ。

 東日本大震災の影響で開催が危ぶまれた大会。部員全員が小遣いを出し合って開幕前に義援金を送っている。通算安打と通算塁打の大会新記録を達成した派手な優勝にも、被災地を考慮してチームは控えめに喜んだ。

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