奥島会長 「がんばろう!日本」のエール届いた

[ 2011年4月3日 17:01 ]

選抜高校野球大会の閉会式を終え、「がんばろう!日本」の横断幕を前に記念写真に納まる東海大相模高、九州国際大付高の両校ナイン
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 東日本大震災の影響で開催が危ぶまれた第83回選抜高校野球大会は3日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝を行い、東海大相模(神奈川)が九州国際大付(福岡)を6―1で破り、11年ぶり2度目の優勝を果たして幕を閉じた。被災地から出場した東北高(宮城)のOBで、同校の監督経験を持つ九州国際大付高の若生正広監督(60)は頂点にあと一歩及ばなかった。

 日本高校野球連盟の奥島孝康会長(71)は閉会式の講評で「開催の議論が分かれた中、記憶に残る大会になったと思う。精いっぱいのプレー、一投一打は被災地の方々を勇気づけたと思う。『がんばろう!日本』のエールは日本全国隅々に届いたと思う」と述べた。

 甚大な被害を受けた地域から出場した光星学院(青森)と水城(茨城)は1回戦で対戦。光星学院が勝ち、両校とも健闘をたたえ合った。東北は調整不足もあって1回戦で姿を消したものの、観客席から温かい声援が送られた。

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