大石、守護神いける!2番手登板で1回2K

[ 2011年4月3日 06:00 ]

<西・ソ>6回に登板した大石は、2三振を奪うなど3人で抑える 

慈善試合 西武5―3ソフトバンク

(4月2日 皇子山)
 ユニホームの左腕に喪章を着けた西武のルーキー・大石が、大学時代に慣れ親しんだ救援登板で持ち味を出した。6回から2番手でマウンドに上がり、ソフトバンクの主力相手に3者凡退で切り抜けた。「1イニングだったので全力でいきました。良い打者が多かったので、自信になりました」と振り返った。

 3月2日の巨人戦(東京ドーム)以来の1軍戦。登板は球場で言い渡された。それでも「大学の時も急な登板はしょっちゅうだったので」と対応した。小久保は左飛、柴原はフォークで追い込んで空振り三振。オーティズは見逃し三振。勝負球は全て直球だった。

 プロ初の中継ぎ登板の背景には、抑え不在のチーム事情があった。一時帰国中のシコースキーは来日のメドが立っていない。早大時代に抑えを務めたルーキーを試した渡辺監督は「いろいろなことを想定しての登板だった。普通にいったら先発でスタートと思っていたけど、こういう状況だから」と大石を中継ぎで起用する可能性を初めて語った。

 「先発に限らず、中でも行けるように。開幕1軍を目指します」と大石。中継ぎはもちろん、抑えに抜てきされる可能性も出てきた。

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2011年4月3日のニュース