「夏、待っています」東北へのメッセージ最多

　「いっぱい勇気をもらいました」。甲子園球場内にある「甲子園歴史館」には３日までに、東日本大震災で被災した宮城県から選抜高校野球大会に出場した東北ナインへの応援メッセージが数多く寄せられた。

　同館は春と夏の大会のたびに、出場校へのメッセージを入館者から募っている。通常は、勝ち進む学校ほど多く集まるが、今大会は約５００通のうち、１回戦で敗れた東北へのメッセージが約９０通と最多だった。

　内容は「甲子園に来てくれてありがとう」「胸を張って故郷に帰って」「夏、待っています」など。歴史館は「東北高の選手たちにも伝えたい」としている。