イチロー 球団最多安打更新も「存在を超えたわけではない」

[ 2011年4月3日 14:19 ]

アスレチックス戦の9回、一塁適時内野安打を放ち、球団通算最多安打記録を更新したマリナーズのイチロー

マリナーズ5―2アスレチックス

 マリナーズのイチロー外野手は2日、オークランドでのアスレチックス戦に「1番・右翼」で出場して5打数2安打1打点1盗塁だった。内容は左飛、一塁内野安打、三ゴロ、中飛、一塁内野安打(打点1)。試合はマリナーズが5―2で勝った。

 同点の9回1死一、三塁、イチローの渋い内野安打で三塁から勝ち越し走者が生還。勝敗を左右したこの一打は、エドガー・マルティネスの持つメジャー通算2247本の球団記録を更新するヒットとなった。

 「シアトルのファンの思いが強く(頭を)過ぎる。やはりシアトルで、エドガーの存在はそれはもうとてつもない大きさですから」。同僚だったマルティネスを振り返り、こう語ったイチロー。マリナーズひと筋18年の大先輩を「こちらではそういう選手が圧倒的に少ない。マリナーズにそういう選手がいたことがうれしいし、できれば僕もそうでありたい」と称え、「今日、数字的にはひとまず超えたが、僕がその存在を超えたわけではない」と結んだ。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2011年4月3日のニュース