またも勝てず…三浦、VS巨人10連敗

[ 2010年5月9日 06:00 ]

 【横浜3―4巨人】また勝てなかった。今季巨人戦初先発の横浜・三浦が6回7安打4失点。06年3月31日(東京ドーム)から巨人戦10連敗となった。悔しさを押し殺そうとする姿が余計に痛々しく映る。

 「負けたらまあ…。(巨人に)勝てなければ言われるけど、どことやったって一緒だよ」。3回まで走者を許さない抜群の立ち上がりだった。しかし、1―1の5回1死一塁から長野を2ストライクと追い込みながら直球が甘く入り、右翼への被弾。「失投が失点につながってしまった」と悔やんだ。3月20日のオープン戦(東京ドーム)では8本塁打を浴びて4回14失点。開幕2軍スタートの引き金となったが、リベンジはならなかった。野村投手コーチは「大輔(三浦)は良かった。ただ、オレらはプロだから勝たないと」。巨人に勝ってこそエース。三浦の復権なくしてチームの浮上はない。

 ≪盗塁死でジ・エンド≫横浜は巨人を上回る12安打を放ちながら3点しか奪えなかった。9回2死一塁では4番・村田の打席で、代走・野中が二盗に失敗してゲームセット。野中は「“行けるなら行け”のサイン。タイミングはセーフだと思ったけど…」と肩を落とした。3回無死一、二塁では、打撃好調の内川に犠打をさせたが失敗。尾花監督は「取れるときに取れなかった。追い詰めても決定打が出なかった」と嘆いた。

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2010年5月9日のニュース