松井秀 延長V打!ついに日米通算1500打点達成

[ 2010年5月9日 10:19 ]

マリナーズ戦の10回、左前へ日米通算1500打点となる決勝打を放つエンゼルス・松井秀

 エンゼルスの松井秀喜外野手は8日、シアトルでのマリナーズ戦で日米通算1500打点を達成した。あと「1」で7試合足踏みした松井秀は、延長10回に左前適時打し、2216試合で節目の数字に到達。「長くやってきたということだけです。ランナーがいる場面で回ってくるような打順を長い間打っている。今までのチームメートの力だと思う。自分で打ってホームベースを踏んだのは本塁打でしかないのだから。後はまた積み上げていくだけです」と笑顔で話した。

 松井秀は巨人時代に3度の打点王になるなど889、昨季まで所属したヤンキースで597、移籍したエンゼルスで14打点をマーク。1500打点は、日本プロ野球では、2170打点の王貞治(巨人)を筆頭に8人しか達成していない。

 「5番・指名打者」で先発した松井秀は、2回1死無走者の場面で第1打席を迎えたがカウント1―1からの低めを打ち上げて中飛に。1点を先制した4回1死無走者からの第2打席では、カウント1―3からの直球をすくい上げて左前へ運び、19打席ぶりに無安打から脱出した。先頭打者で登場した6回は左飛。8回の第4打席は2死無走者から中飛だった。

 3―3の延長10回、エンゼルスはアブレイユの二塁打で1死二塁とすると、4番モラレスが敬遠の四球。この場面で登場した松井秀はフルカウントからの6球目、左前に鮮やかな勝ち越しタイムリーを放ち、王手をかけてから8試合目にして、日米通算1500打点を達成した。

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2010年5月9日のニュース