反撃のすき与えず!中日、逆転劇演出の好調救援陣

[ 2010年4月2日 22:00 ]

 【中日6―5阪神】一時は5点をリードされた中日が、鮮やかな逆転劇で白星を手にした。四回に集中打を見せた打線はもちろんだが、際立ったのは五回以降を0点に抑えた救援投手陣だ。

 6―5の五回、まず登場したのは左サイドスローの小林正。鳥谷、金本と左の強打者を難なく打ち取って役割を果たした。4番手の高橋も七、八回に走者を出したが、ともに併殺でピンチを切り抜けた。今季2勝目に「(白星は)知らなかった。それより抑えられてよかった」と高橋。最後は浅尾、岩瀬と盤石の継投で、五回以降に5投手が許した安打は2本。二塁すら踏ませず、反撃のすきを与えなかった。
 先発吉見が四回までで5失点する苦しい展開。それでも四回の好機を勝負どころとみるや、すかさず吉見に代打を送った。その代打野本がビッグイニングの足掛かりとなる適時二塁打を放った。
 救援投手陣が安定しているからこそ、采配に迷いが生じず、攻撃面でも好結果を生んでいる。森総合コーチは「(救援投手を)計算できるのもある。追い付いたら、ああやってつぎ込める」と言い、同時に先発投手の奮起に期待した。

続きを表示

2010年4月2日のニュース