赤い「55」お目見え…先制打も連続三振を“反省”

[ 2010年4月2日 17:32 ]

本拠地デビューの松井秀、あいさつ代わりの先制打

 【エンゼルス3―5パドレス】背番号「55」の赤いユニホーム姿が本拠地エンゼルスタジアムのファンの前にお目見えした。期待のこもった歓声を浴びた松井秀は過去に何度もプレーした球場に「最初は不思議な感じがあった」と、ホームの三塁側ベンチに陣取った。
 一回は初球攻撃で幸先よく先制打を放ったが、第2、3打席で三振した悔しさが上回った。ともに外の変化球に空を切り「チャンスだったので点を入れたいところだった」と顔をしかめた。
 オープン戦17試合で4番は16度。ソーシア監督は「優勝チームで長く中軸を任された経験がある。現時点でヒデキは開幕4番で考えている」と明言した。打率2割6分2厘1本塁打9打点。松井秀としては、もっと勝負強さを発揮したかっただろう。
 新たな本拠地は両翼ポール際のフェンスは低いが、ヤンキースタジアムと比べると右翼は広い。左打者には不利との声もあるが、ソーシア監督は「彼は去年、ロードでも結果を残している」と信頼は揺らがない。この地方は、デーゲームでは空気が乾燥していて打球が飛びやすいともいう。
 昨季はひざ痛を抱えながら28本塁打。この球場を「そんなに広いとは思わない」と語る松井秀。日本が誇る大砲は、新たなホームグラウンドでどんな感動を巻き起こすか。(共同)

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2010年4月2日のニュース