止まらん興南…島袋快投、打線爆発で初の決勝進出

[ 2010年4月2日 14:03 ]

<興南・大垣日大>2回表興南1死、喜ぶベンチを背に一塁を回る先制ソロの山川

 第82回選抜高校野球大会第11日は2日、甲子園球場で前日、悪天候のために順延となった準決勝1試合を行い、興南(沖縄)が大垣日大(岐阜)を10―0で下し、春夏を通じて初めて決勝へ進んだ。

 興南は2回1死から6番山川の右越えソロ本塁打で先制。さらに2死二塁から9番大城滉の中越え二塁打で1点、2死一、二塁から慶田城の左前適時打で1点を加え、この回3点を挙げた。
 興南は3回にも4番真栄平、銘苅、山川の3連続長短打で2点、さらに7番伊礼が先発の左腕・葛西に代わって登板した阿知羅から中越え適時二塁打を放ち、序盤で大量6点をリード。4回にも4長短打で2点を奪った。
 5回以降は3イニング無得点だった興南だが、8、9回にも1点ずつ加えて10点得点。
 3試合連続完投の左腕エース島袋は5回まで1四球のみのノーヒット投球。6回2死から内野安打を許し、7回にも先頭打者に中前打を許したものの、無失点で切り抜けた。島袋は7回を2安打6奪三振で降板。8回から右翼の守備に入った。

 ▼興南・我喜屋優監督の話 選手たちが新しく生まれ変わった気がする。選抜大会で1勝して肩の荷が下り、やるべきことを伸び伸びやっている。相手の日大三は強い学校ということは分かっている。ここまできたら、最後までベストを尽くしてやりたい。

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2010年4月2日のニュース