今季絶望…田沢、右ひじ腱移植手術

[ 2010年4月2日 06:00 ]

 右ひじ内側のじん帯損傷が見つかったレッドソックスの田沢純一投手(23)が腱移植手術を受けることが決まった。フランコナ監督が1日(日本時間2日)、発表した。6日(同7日)にアラバマ州バーミングトン市内の病院で手術を受ける。

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 今後の見通しについて、エプスタインGMは「腱移植手術を受けると、復帰には通常10~12カ月かかる。来春のキャンプに間に合ってくれればいい」と話し、今季中の復帰は絶望となった。球団は60日間の故障者リスト(DL)に登録する。
 昨年、アマ球界から日本のプロ野球を経ずに大リーグに挑戦した田沢は1年目からメジャーに昇格し、2勝をマークした。今季は開幕ベンチ入りを目指し、オープン戦もボストンカレッジ戦を含む最初の3試合で無失点の好投。しかし、3月16日のレイズ戦から3試合連続で失点し、22日のレ軍戦以降は登板がなかった。球速や球威が落ちていたことから、29日にバーミングトンの病院で精密検査を受け、じん帯の損傷が見つかっていた。
 手術を執刀するのは、精密検査も行ったジェームズ・アンドリューズ医師。大リーガーやNBAなど幅広いプロスポーツ選手の手術も担当し、全米でもひじや肩の権威として知られる。「監督、投手コーチ、トレーナーと話し合って、今後の方向性を決めていきたい」と話す田沢が試練の時を迎えた。

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